皆さんはネコは好きですか?
ペットとしても人気の猫ですが、猫には知られていないことがたくさんあります
「大好きだから知りたい!」
「猫は飼ってるから色々知ってるよ!」
という方には必見の内容です
野生の猫になつかれて困っている僕が、要点をまとめてわかりやすくご紹介します
猫科の動物にマタタビが効く理由は蚊よけ
猫がマタタビによってゴロゴロしたり額をこすりつけたりと、酔っ払ったような反応を見せることは有名です
この反応は猫だけでなく、ライオンやヒョウなどのネコ科の動物も同じ反応を見せることがわかっています
なぜこのような反応をみせるのでしょうか?
それは猫自身が蚊を避けるための行動だったのです
国立大学法人岩手大学と複数の大学の共同研究チームによって解明されました
マタタビには「ネペタラクトール」という成分が含まれていて、蚊を避ける効果があります
その成分を猫は身体にこすりつけ、天敵になりうる蚊を避けていたということです
ちなみに、ライオンについての雑学もあります
猫は一生の70%は寝ている
「いつ見ても寝ている・・・」
そんなことをよく思うかも知れません
それもそのはず、猫は1日の12~16時間も眠っているのです
更に子猫や老猫は18~20時間も寝ると言われています
コレは猫が深い眠りである「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」のサイクルが長いことと、夜行性であることが影響しているようです
野生の猫はある程度は動くようですが、ペットとして守られた環境の猫は何もしなくても生きていけるので、ひたすら眠っているという違いもあるようです
猫は前足と後ろ足の指の数が違う
肉球にばかり目が行ってしまいがちですが、小さな指も健在です
その猫の指は、実は前足と後ろ足で数が違うのです
前足は5本ずつで左右で10本、後ろ足は4本ずつで左右で8本の、合計で18本です
ちなみにあらゆる動物は、「多指症」と呼ばれる遺伝的に指の数が多い場合があります
猫の場合はこの「多指症」の割合が高く、器用な猫として船乗りたちに重宝されたりもしました
猫はアワビが苦手
「猫はアワビを食べると耳が落ちる」
こんな噂を知っていますか?
これは真っ赤な嘘、というわけでもありません
アワビの内蔵に「ピロフェオホルバイドα」が含まれていて、これが炎症の原因になるものがあります
コレ自体は特に影響は無いのですが、日光に反応をして炎症などの症状を引き起こします
アワビを食べた猫の血中にこのピロフェオホルバイドαが巡ります
基本的に猫の身体は毛で覆われていて平気なのですが、耳の部分だけは毛が少なくて日光が肌に触れてしまいます
そのため、耳だけが赤く炎症を起こしてしまうのです
ちなみに人間も同様の炎症を起こしてしまいますが、ピロフェオホルバイドαは貝類の内蔵に含まれていて熱に弱いです
生で食べるときは内蔵を避けたり、よく熱してから食べれば大丈夫なようです
ピロフェオホルバイドαについては、厚生労働省のHPを参照してください
(厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル:巻貝:ピロフェオホルバイドa(光過敏症)→ https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_16.html)
尻尾がない品種の猫がいる
イギリスにマン島という場所があり、そこから発祥した猫の「マンクス」には尻尾がありません
マンクスにもいくつか種類があり、完全に尻尾がない「ランピー」、株のような動かない尾のある「スタンピー」、短めから長めの尾のある「ロンギー」がいます
ランピーの尻尾はとても敏感なので触ってはいけません
また、バランスをとる尻尾がない分、後ろ足が発達しています
また、ランピーの遺伝子は致死遺伝子といって、子供が生まれにくかったり、死産してしまうことが多いようです
猫は可愛い!
すでに飼っている方も飼っていない方も、猫について少しわかってもらえたと思います
「かわいい!」と言っても、猫だって生き物です
ペットとして猫を飼う、家族として猫を受け入れる、いずれにしても生命を預かることには代わりありません
肉体的にも精神的にも生きている猫ですから、愛情と正しい知識をもって接してあげてください
そして、猫の魅力をもっと広げていきましょう!
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
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