みなさんはマンボウについてどれだけ知っていますか?
「マンボウって何も考えてなさそう!」
「すぐ死んじゃうって聞いて可愛そうだなぁ」
いろいろな噂や感想があると思いますが、今回はマンボウの噂とは別の「知られざる部分」についての記事です
人生でマンボウに出会えてから幸せになれる気がした僕が、要点をまとめて分かりやすくご紹介します
マンボウはふぐの仲間
マンボウは生物学では「フグ目マンボウ科マンボウ属」に分類されます
マンボウは大きいもので体調3m、体重2tにもなります
これは、ふぐが体を大きくして外敵から守る習性から来たとされています
マンボウは体を大きくするのではなく、体そのものを大きくしたということです
ふぐには尾びれがありますが、泳ぐ際はあまり尾びれを使いません
マンボウと同じように、背びれと尻びれで泳ぎます
ちなみにマンボウに尾びれはありませんが、尾びれに当たる部分を「舵びれ」と言います
舵びれを使って方向転換をします
ふぐマガ(https://www.fugu-sakai.com/magazine/learn/3439/)
マンボウの血管は超音波検査で探す
マンボウの採血は、脊椎骨(せいきついこう)というところの近くの血管から行います
この血管は体の外側からでは正確な位置が確認することが出来ません
「海遊館」という施設では、マンボウの採血をする際に超音波検査機器を使用して場所を特定します
なぜここまでするかというと、マンボウの血液に関するデータが貴重だからです
そのため、研究のためのデータを集めて分析し、マンボウの健康状態や病気の治療に役立てています
海遊館(https://www.kaiyukan.com/area/exhibition/manbo/)
マンボウは餌を得るために戦術を立てる
マンボウは深海で餌を取ることが研究でわかっています
その時、マンボウは深海で体温が下がります
海面まで上がってきて体温を上げてから深海に潜るのですが、潜水している時間が科学的にかなり効率のいい時間だということがわかっています
マンボウ自身が計算しているとは思いませんが、本能的に適した潜水時間を割り出して潜水しているということがわかります
海面の温かい水温と、深海の冷たい水温に適応するための習性だと解明されました
東京大学 大気海洋研究所(https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/topics/2015/20150218.html)
すごく小さい「クサビフグ」というマンボウがいる
出典:アクアワールド茨城県大洗水族館
ものすごい小さいマンボウが確認されています
それが「クサビフグ」です
名前はふぐになっているが、これは「フグ目マンボウ科クサビフグ属」なので立派なマンボウなんです
マンボウの仲間が2m以上に大きく成長するのに対して、クサビフグは70cm程度と小型です
体の形状が特徴的で、口が縦に開きっぱなしで、背びれと尻びれもとても細い形をしています
ちなみに、かつて日本では1日だけ飼育されたようですが、飼育の条件が難しいことから断念されました
withnews(https://withnews.jp/article/f0200624002qq000000000000000W06910201qq000021366A)
マンボウは研究が始まったばかり
様々な魚も同じですが、生物には多くの謎が残されています
我々人類の身体も「宇宙」に例えられるように、魚であるマンボウもまた「宇宙」なのかもしれません
今後、技術の進化とともに研究も進んでいくでしょう
新たに発見されたことが、今後の人類に良い影響があることを願うばかりです
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
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