みなさんは仮眠をとりますか?
「ご飯を食べたあとは眠くなるんだ」
「休みは昼間で寝ちゃうよ」
睡眠は人間にとって大切で必要ですが、同時に厄介でもある行為です
そんなとき、便利なものが「仮眠」です
今日はそんな「仮眠」についての雑学(実用的でもある)です
過眠と不眠に悩まされた過去がある僕が、要点をまとめてわかりやすくご紹介します
「7時間以上寝ましょう」は間違った解釈
睡眠で最も大切なことは、自分に合った睡眠サイクルを理解することです
睡眠は「人種・遺伝子・環境・体調」といった様々な要素が影響します
個人差があるので「すべての人に当てはまることはコレだ!」とはなりません
個人差については別の記事にて解説していますので、ご覧ください
BIOME(https://biome.co.jp/biome_blog_101/)
食後の仮眠は健康に良い
「食べてからすぐに寝ると身体に悪い」というのは事実です
食後に睡眠をとることで消化・吸収の効率が落ちて内臓に大きな負担がかかり、普段よりも内蔵が長い時間働きます
それによって深い睡眠も妨げられ、睡眠の質も下がります
しかし、それは「夜に長く寝る」時のことです
「食後に適した仮眠」を取ることで、むしろ健康に良いということがわかっています
食後すぐは消化・吸収のため、内臓に血液が集中します
ここで「食後に適した仮眠」をとることで、身体が内蔵の活動にエネルギーを集中できるので消化が促進されます
また、内蔵に血液が集中するので、脳の血液が少なくなります
これにより頭がボーッとしたり眠たくなったりします
消化を促して血液を頭に戻すことで、頭がリフレッシュされたようにスッキリもします
また、睡眠は代謝を促すホルモンとの繋がりがあります
要はダイエットにも関係します
この項目は複雑で、間違った知識でダイエットに転用すると、逆に太ることや病気のリスクも上がってしまいます
睡眠とダイエットに関しては、機会があれば別の記事にてご紹介します
「食後に適した仮眠」は、15〜20分程度の仮眠を昼食後にとることです
そして、14~16時までに「食後に適した仮眠」を終えることです
20分より長いと深い眠りに入ってしまう可能性があります
それでは、内臓への負担があがり、結果として睡眠の質が下がります
そして脳には「半概日性リズム(サーカセミディアンリズム)」という機能があります
体内時計の一種で、半日に1度脳みそを休める機能のことです
それがだいたい14~16時頃に機能して眠くなります
なので、それまでに仮眠をとって脳を休ませれば、脳は疲れによる睡魔がやってこないということです
時間が遅いと、今度は夜に眠れなくなってしまうので気をつけてください
ららぽーと横浜クリニック(https://lala-clinic.jp/article.php/20180119165242170)
10分間の昼寝は効果が大きい
分割睡眠といわれる「寝る時間を分割して寝る」方法がありますが、これはいろいろな観点から健康に害があると言われています
しかし「分割睡眠」のいくつかの実験では、効果的だったという例があります
その一つが「シエスタ・スリープ(昼寝)」です
スペインでは昼食後に昼寝を20分する伝統的な慣習(今ではあまり見られない)があり、そこから来ています
シエスタ・スリープの実験は、通常の「夜に眠る」睡眠に加えて昼寝するというものです
その結果、認知能力や疲労度合いなどが改善され、効果は155分間も持続しました
GoogleやAppleといった大手企業ではこの「シエスタ・スリープ」を導入していて、生産性を上げる「パワーナップ(Power Nap)」と呼ばれています
STUDY HACER(https://studyhacker.net/divided-sleep)
仮眠は正しく導入すれば効果が期待できる!
分割睡眠と呼ばれる2回以上に分けて寝る方法は、本来では難しくて健康被害や生活に支障が出てしまいます
分割睡眠の実験はシエスタ・スリープ意外にもいくつか成功例はありますが、非常に難しいものとなっています
また、今まで挙げたものは仮眠をとるときの傾向ととどめてください
実生活に支障が出たり、健康的では無いと思った場合は中止すべきです
睡眠は間違えれば生活や人生を狂わせます
それだけ必要であり、まだまだ謎が多く、間違えれば危険なものです
ただ確実に言えることは、睡眠による無理は10年後の自分に影響します
そして、何が正しいかは自分にしかわからないということです
正しい睡眠、正しい仮眠は自分にしかわかりませんが、あらゆる専門家が口を揃えてこう言います
「清々しくてスッキリした目覚めならいい睡眠だ」
みなさんも、睡眠や仮眠について、すこし考えてみると人生がすこし変わるかも知れません
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
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