とぶクルマの雑学ブログ

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【雑学考察】古代エジプトでは、ネコをミイラにしていた【じっくり解説】

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猫好きの人には「なんてこったい?」な記事でしょうか?

でも、これはネコを大切にしていたから起こったことなんです

 

この記事は、過去の【ザックリ紹介】の雑学である記事の一つピックアップして深堀りする記事です

この記事の前に、ザックリと過去の記事をお読みになることをオススメします

<このテーマのザックリ紹介の記事>  

 

 

 

 ミイラとはなにか?

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古代エジプトにおいて「死者は魂が試練の旅に出た後に再び肉体に返ってくる」と考えられていました

これは当時、神話として語られていた「オシリス」に由来します

 

オシリスはセトに嫉妬されて殺されてしまいます

身体バラバラにされてしまいますが、オシリスの妻とその妹のネフティスによって身体をつなげてミイラにします

オシリスはミイラとして現世に蘇ります

その後、息子のホルスが生まれ、現世をホルスに任せてオシリス自身は冥界に下って死者の世界の王になりました

 

この伝説が先か後かはわかりませんが、「死者は魂が戻ってくる」と信じられていたようです

 

ミイラは、死んだ人が蘇るために必要なの身体を保存するために行われていたのです

基本的には、ミイラにする作業は高度な技術が必要で、費用もかかります

そのため、一部の富裕層のみがミイラにしていたようです

 

時が経つにつれて、古代エジプトでは一般の人もミイラにする文化広まっていきました

 

ちなみに、ミイラは古代エジプトだけのものではありません

 

参照

Coeurlien(https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/273

古代エジプトの神々と神話(http://www.ai-l.jp/HtEgy/chap6body-kami2.html

古代エジプトでのネコとは?

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昔、ネコは食物庫をねずみや害虫から守ってくれる存在として重宝されました

それからネコは”守護の力”として見られました

 

古代エジプトでは動物をペットにすることも、ファッション感覚流行っていたようです

ヒヒ、ライオン、ガゼルといった動物が、当時のエジプトの富裕層の間で人気でした

 

そしてペットとして飼いならすことが出来たネコも、人気でした

当時に土着していたネコは、ジャングルキャットとリビアヤマネコの2種類でした

ジャングルキャットは野性味が強くて飼いならせなかったようですが、リビアヤマネコはペットとしてうまく飼いならせたことからペットとなりました

 

古代エジプトと一言で言っても、「ノモス」と言われるがいくつもありました

 

ノモスの多くは精霊の化身として宗教的な崇拝対象がありました

その多くが動物でした

 

やがて部族間争いが起き、勝利すると相手に自分の崇拝対象を強要出来るようになります

そうして、古代エジプトが統一された時には、様々な動物を神格化して崇拝する主義が出来上がりました

 

ネコはもちろん、トキやタカ、スカラベにカブトムシと昆虫までも対象でした

 

参照

子猫のへや(https://www.konekono-heya.com/history/egypt.html

ネコは神になる

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紀元前2000〜1500年頃、「魔法の短剣」といわれる象牙で出来たものに、ネコが「太陽神ラー」の化身として描かれるようになります

この短剣は、あらゆる災いから身を守る装飾品とされています

 

そして、「バステト」と言われる女神もネコが化身として描かれるようになりました

この「バステト」は、元々ライオンを化身として描かれていたようですが、長い年月が経つといつの間にかネコに変わっていました

 

そして「バステトの家」という意味の「ブバスティス」という都市まで出来上がります

その中央には「猫神殿」が出来たり、猫のお祭りまで出来上がります

 

その名残なのか、エジプトでは捨て猫や野生の猫世話するひとが多いです

子供の頃から猫を大切にするように教育されているようです

 

参照

子猫のへや(https://www.konekono-heya.com/history/egypt.html

動物のミイラ

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古代エジプト時代の出土品には、たくさんの動物のミイラ発見されています

ネコ(バステト)やワニ(セベク)といった、神様に関連する動物も多数発見されています

 

2020年の8月に、英国のとある研究チームが、最先端の技術を使ってミイラ解析しました

そこから、調べた動物の死因年齢死後の損傷などがわかりました

 

調べたネコは、まだ歯が生えてきていない子猫で、首を締められたことが原因だったのです

 

古代エジプトでは、動物のミイラ高価で需要がありました

主に裕福な人の注文で、寺院でたくさん飼育され、やがてはミイラにして販売をしたりしたようです

 

その需要の一つに、「死者が蘇ったときの食料として」人間のミイラと一緒に埋葬されていたと言われています

もちろん、ネコやワニといった神聖とされた動物は、そのミイラ自体が神への捧げものでした

 

各地で出土している動物のミイラから、古代エジプトでは数千万体の動物を飼育してミイラにしていたという説があるほどです

 

参照

WIRED(https://wired.jp/2020/08/22/see-inside-a-mummified-ancient-egyptian-cat/

Discovery(https://www.discoverychannel.jp/0000040578/

まとめ

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では考えられない風習です

ですが、これは当時の人たちは大真面目死後の世界考えていたということでもあります

 

動物を殺してミイラにするのはどうかと思いますが、死者への思いが強いとミイラにしたくなるのかもしれません

 

日本の法律では、上で挙げたようなことはに問われるようです

ただし、ミイラにする文化で生活していることが認められた場合、死んでしまったペットをミイラに出来るかも知れません・・・

 

本気ミイラや剥製にする場合、しっかりと調べた後に許可を得てから自己責任でお願いします

 

参照

伏見総合法律事務所(https://www.fushimisogo.jp/ペットと法③ーペットの死亡/)

 

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