とぶクルマの雑学ブログ

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【スポーツの雑学】スポーツのはじまり【じっくり解説】

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いまでこそスポーツといえば「なんとなくだけどこんな感じ」とわかります

ですが、はスポーツというの言葉さえ無かったんです

 

今回はそんな「スポーツ」のはじまりについて、深堀りをして【じっくり解説】をしていきます

 

【ザックリ紹介】の「サッカー・野球・バスケットボールの始まりって何?」をまだ見ていない方は、先にそちらをお読みになることをおすすめします

 

<このテーマのザックリ紹介の記事> 

 

YouTube動画はこちら

スポーツとはなにか?

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goo辞書では「楽しみを求めたり、勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称。陸上競技・水上競技・球技・格闘技などの競技スポーツのほか、レクリエーションとして行われるものも含む」となっています

スポーツ」の説明なのに「スポーツ」という単語を使っています

よくわかりません

 

国際スポーツ体育協議会という国際機関の定義では「プレイの性格を持ち、自己または他人との競争、あるいは自然の障害との対決を含む運動はすべてスポーツである」となっています

プレイの性格ってなんですか?

よくわかりません

 

語源ラテン語の「deportare(持ち去る・運ぶ)」という意味でした

次第に言葉の意味がずれて気分転換」というように変わり、フランス語の「deportare(楽しませる・遊ぶ)」、そして今の「sport」になりました

 

フランスの学者ベルナーレ・ジレは「スポーツの歴史」という本で「一つの運動をスポーツと認めるために、われわれは三つの要素、即ち、遊戯、闘争、およびはげしい肉体活動を要求する」と言っています

の人が「スポーツ」というのは、多くはこの三大要素遊び・競争・肉体活動」を指していると思います

 

上の説明の通り、「スポーツ」の定義は非常にあいまいで難しいとされています

困ることは無いと思いますが、基本的にみなさんが思っている「スポーツ」間違いないと思います

 

参照

goo辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/word/スポーツ/)

笹川スポーツ財団https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/01.html

 「スポーツ」の起源

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古代エジプトのベニハッサン村で発見された洞窟の壁画には、400種類以上のレスリング壁画が残されていました

この壁画は紀元前2100年頃のものと言われています

 

オリンピックの聖地の古代ギリシャでは紀元前1700年から紀元前1400年頃クレタ島で様々な種目とともにレスリングが行われていたという文献があります

古代ギリシャではオリンピックを始めとした4つの祭典が有名ですが、収穫を神に感謝する競技会小さな村でも開かれていました 

それ以外にも、位の高い人が無くなると追悼する競技会も開かれました

 

この辺りが、現在で知られている最も古い「スポーツ」なんじゃないかと言われています

 

注目の点は、これらの競技会が観客を意識した競技祭になっていたことです

はるか昔から、プレイヤーだけでなく、観客も「スポーツ」に含まれていたのです

 

参照

笹川スポーツ財団https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/02.html

 近代スポーツの始まり

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次は「近代スポーツ」のはじまりです

近代スポーツとは、ルールの成立や組織の整備などがされた、「スポーツ」と言われる今の形のことを指します

 

そんな近代スポーツ19世紀始まったとされています

 

ことのはじまりは、17世紀のイギリスです

かつてはピューリタンと言われる大きな宗教団体が、運動の類は野蛮でふしだらなものとされて弾圧の傾向がありました

スポーツを守るために、英国王ジェームズ1世が「罪のないスポーツへの妨害・抑圧」を禁止する宣言をしました

後に息子のチャールズ1世が改めて宣言・印刷をしました

それが「ブック・オブ・スポーツ」です

有名らしいです

 

やがて時代は変わってスポーツへの抑圧が薄まっていきました

ですが、「野蛮」な一面を嫌って「秩序」を重んじる国民性は残っていました

 

そして、昔は娯楽として行われていた動物への虐待(ブタを射撃する等)禁止されたり、公道でフットボールなど通行を妨げてはいけないというような法律が出来ました

ただの殴り合いも、グラブをつけたボクシングに変化したのもこの頃です

 

やがてあちこちでもスポーツが行われましたが、限られた場所で行うためにエンドラインサイドライン生まれました

安全性確保するために、ラフプレーを禁止して「やってはいけないこと」が定められました

後にあらゆる競技の組織が発足し、近代スポーツの組織化19世紀末までに行われました

 

スポーツ精神」という言葉も、この頃現れました

 

参照

笹川スポーツ財団https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/04.html

 日本のスポーツのはじまり

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「スポーツ」という単語は歴史が浅いですが、日本にもスポーツのようなものが古くからありました

 

それは相撲です

相撲は今でも残っていて、スポーツという括りよりかは「伝統」のほうがしっくりくるかと思います

他にも、蹴鞠(けまり)鷹狩りなどの伝統的なものがありました

 

これらは宮中行事と呼ばれる物で、技を競い合うという意味ではスポーツでしたが神事としての意味合い強いものでした

 

そういう意味で、「スポーツ」がやってきたのは明治時代になります

当時、外国人教師フレデリック・ウィリアム・ストレンジが日本にやってきて、語学や欧米の学問を教えていました

そして、生活様式も日本で教えていました

そのうちの一つスポーツでした

 

後にストレンジは、日本初陸上競技大会を1883年に東京大学開催しています

 

そんなストレンジの教えは、「スポーツにとって重要なことは勝敗ではなく、全力をつくすこと。スポーツの奥義は心身の鍛錬にある」というものでした

イギリスのパブリックスクール出身の彼は、英国流のスポーツ精神説いていました

は日本で亡くなり、墓碑には「日本の近代スポーツの父」と刻まれています

 

参照

笹川スポーツ財団https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/05.html

 まとめ

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スポーツといっても、どこからどこまでをスポーツというのか難しいです

そんななかでも、今に通ずる「スポーツ」というものには始まりがありました

 

世界でも日本でも多くの人に愛されるスポーツが、今後も広く愛されて、我々の生活を豊かにしてくれることを願っています

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