とぶクルマの雑学ブログ

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チンパンジーは頻尿?【チンパンジーおもしろ雑学 2022年最新版 その①】

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みなさんは「チンパンジー」についてどれだけのことを知っていますか?

 

「他の動物よりも知能が高いんでしょ?」

「握力が強くて、凶暴なんじゃない?」

 

チンパンジーという動物について調べてみると、我々人類はチンパンジーのほとんど理解していないことがわかります

 

チンパンジーだって会話をしたり、昼ドラのような関係にもなったり、夜中にトイレで目を覚ましたりするんです!

 

今回は「これでもか!?」というほどチンパンジーを詳細に研究して執筆された本

新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?

というものがあります

 

この本にあるチンパンジーの雑学のいくつかを抜粋してご紹介しているYouTube動画の内容を、さらに詳しい補足を交えながら【じっくり解説】いたします

 YouTube動画はこちら▼

 目次

 

チンパンジーの基本情報

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チンパンジーの雑学をご紹介する前に、まずはチンパンジーについての基本情報を押さえておきましょう

 

チンパンジー

哺乳綱霊長目ヒト科チンパンジー属に分類される類人猿

学名Pan troglodytes(パン・トログロダイツ)

 

補足

学名とは、世界共通で使われる動物の名称のことです。動物の名前は国によって異なります

そこで世界共通の名称を決めることで、便宜上作られた単語のことです

人間は英語でhuman、学名ではホモサピエンスといった具合です

 

 

チンパンジー2001年時点で、ワシントン条約絶滅危惧種と認定されています

 

参照:Wikipediaチンパンジー」(https://ja.wikipedia.org/wiki/チンパンジー

チンパンジーも秘密の恋をする?

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野生動物は本来、強い子孫を作るため強いオスと強いメス子供を作ります

強い遺伝子持つもの同士の子供を作れば、子供が強い遺伝子を引き継ぐと考えられるからです

 

補足

チンパンジーコミュニティ(群れのこと)は”アルファ”と呼ばれるボスがいて、アルファについていくようにチンパンジー集まって出来上がります

 

面白いのは、強いチンパンジーのオスより賢くてコミュニケーションが上手なオスの方アルファになりやすいのです

理由は人間と同じで、下克上してくるものに仲間意識を芽生えさせたり甘い汁を吸わせて味方にしたりと、政治的な活動で敵を弱くしたり減らしたりできるからです

 

実際に、順位に関係なく公平に配ることで、周りの信頼を築いてのし上がったントロギという有名なチンパンジーもいました

ントロギトップの地位を築くとすぐ、公平さを捨てて政治的支援が必要な相手にのみ肉を配るようになった。”公平に肉を配る”のは、彼の政治的策略だということがわかります

 

しかし、とあるコミュニティ強いメスと弱いオス隠れて交尾をしているところを何度も観察されています

 

補足

コミュニティは日々変化していて、大きくなったり分裂したり繰り返します

発情期のメスがいるコミュニティは、必ず大きくなることが分かっています。理由は単純で、発情期のメスとの交尾目的に、たくさんのオスが群がってくるからです

 

これは、強い遺伝子という点ではなくて父親としての素質求めてこういった秘め事が行われているのではないか?とされています

 

チンパンジーは頻尿?

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座間 耕一郎さんが野生のチンパンジー睡眠の研究したことで分かったことがあります
 
補足
ご紹介した座間さんはすごい方で、チンパンジーをはじめとした大型類人猿の夜間活動の研究は実質ひとつだけとされていま
野生環境の観察はとても難しく、特に夜間では人為的な光を使って調査ができず、危険な動物が潜んでいたり、人の気配で逃げられたりもありますが、何よりも他の危険から身を守るために隠れたりして発見が難しいということがあります
 
そんななか、 座間さんはチンパンジーの睡眠に関する最有力者で、日本ですごい霊長類研究者の方なんです
 
その結果、チンパンジー頻繁夜間に目を覚ましていることがわかりました
 
補足
チンパンジー寝床を作って寝ますが、それは睡眠の質を上げるためではないか?と学者たちは考えています
 
実際にチンパンジーがいる森定期的に寝る学者がいるそうで、その方はチンパンジーと同じ条件で寝る熟睡できて、違う条件で寝ると必ず深夜に目が覚めてしまうそうです
オラウータンは寝床を作らないけど、ゴリラは作るなど、同じ類人猿でも寝床に関して様々に違うようです
 
また、チンパンジーもヒトと一緒で、寝ない個体もいることが確認されています
とあるオスは、パートナーのメス寝ている木の根元見張りをしているところも目撃されました
 
チンパンジー夜間に目が覚める理由は、物音で目が覚めたりトイレに行ったりと、まるで人間と同じ理由だったとわかりました
 
もしチンパンジーの頻尿興味を持った人がいたら、座間さんが執筆されたチンパンジーは365日ベッドを作る」をお薦めします

 

 

 

チンパンジーは方言を話す?

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チンパンジーは「パントフート」と呼ばれるコミュニケーションを行っていることが知られています
 
チンパンジーのモノマネなどでよく”奇声を上げる”なんてものがありますが、まさにこれが「パントフート」なのです
 
補足
パントフート以外にも様々なコミュニケーション方法が確認されています
全てのコミュニケーションにはそれぞれ特徴があって、それらの研究が進んで、現在では多くのコミュニケーションの意図解明されています
 
興味深い点として、発声によるコミュニケーションは単純に「1つのことだけを伝える」わけではなく、いくつかのパターンがあるというところです
 
食料を発見した際に発せられる「フードコール」は「食べ物の発見だけでなく、「食べ物の量」によっても発声に変化があることが確認されています
 
他にも危機を伝えるアラームコール」は、「反撃をする合図」か「周りに逃げるよう促す」というような変化がついているものもあります
 
ですが、聞き慣れていない人からすれば、全て「動物が鳴いている程度にしかわかりません
 
このパントフート遠くの仲間とのコミュニケーションをするうえで重要です
 
お互いに姿が見えなくてもパントフートを通じて「近寄るべきか離れるべきか?」といった判断を遠くにいながら判断できるからです
 
ちなみに生息地によってこのパントフートに違いがあることがわかっていて、人間で言う方言ではないか?と考えられている
 

まとめ

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いかがだったでしょうか?

かなり絞ってご紹介しましたが、チンパンジーの知られざる生態はまだまだたくさんあります

次回みなさんの知らないチンパンジーの生態の真実ご紹介いたします

 

もっと詳しく知りたい!

早く知りたい!

 

と思う方は、今回参考にさせていただいた書籍新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』をお読みになると幸せになれます

最新の研究をしている著者に加えて他の研究者の調査や過去のチンパンジーの歴史なども詳細に描かれていてチンパンジーの辞書と言ってもいいぐらいに細かくあります

 

 

 

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